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Kyoto life Blogs

GTK would like to introduce the real Kyoto life by GTK bloggers. Some of them migrated from their countries
to Kyoto, and want to share how to enjoy the Kyoto life. These blogs are quite useful for visiting Kyoto, and also
for people who hope to live in Japan.

Rubbish collection on Mt. Ogura

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How beautiful this scene is!

This is the scene of which I overlooked the join point of the Hozu River and the Kiyotaki River, from the almost summit of Mt. Ogura. Mt Ogura is located in the Saga area, the northwest part of Kyoto city, and its altitude is 286m. In the Kamakura era (1185-1333), the famous poet, Fujiwara Teika edited “The Ogura-Hyakunin-Isshu” here, around at the foot of Mt. Ogura. Mt. Ogura and the Saga area have been fascinating the people who love Japanese literature and Japanese culture.

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It is the shameful to put the photo of rubbish, above. Mt. Ogura (the back side of it) has been contaminated by a heavy rubbish. It supposed to be done by from common men to the construction companies or the garbage trucks. It is just a problem of the morals we have, I think.  Anyway, it is shameful.

I joined the action managing by one NPO named “Ogura-Hyakunin-Isshu-no-kai”, and collected the rubbish with NPO members and some Volunteers from Ritsumeikan University.

I have to introduce one great person who is one of the organizers of this NPO. Mr. Stephen Gill (photo below) is the Haiku artist and the proposer of this action, who is living in Saga.

He was from England, loves Haiku and the area around Mt. Ogura where the poets in olden days loved, and leads Japanese people to clean our surrounding. We have to appreciate his feeling and efforts. Yes! I have to talk about it to the local. So I write the blog in Japanese, too.

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日本の方々へ是非!

連休の中日、journal KyotoそしてGreen Tour Kyoto の取材も兼ねて、嵯峨にある小倉山に登って来ました。ただの山登りではありません。信じられない事ですが、小倉山の背面に、ものすごい量、それも大型ゴミが捨てられているというのです。小倉百人一首が生まれた美しさの代名詞でもあるこの嵯峨の小倉山がそんな事になっているなんてちょっと信じがたい。これはこの目で確かめなければ、とスタッフを連れて行って来ました。

、、しかし嵯峨って本当に美しい場所ですね。嵐山駅周辺は賑やかな観光スポットですが、そこから山の方に15分ほど歩いただけで、のどかで美しすぎる自然の風景が広がります。ここで昔の歌人達が季節を、ものの哀れを感じ歌を詠んだのがわかる気がします。周辺の常寂光寺や清涼寺、野々宮神社もとてもいいです。愛宕山の一の鳥居を右手に、小倉山に入って行きます。このあたりは、GTKでも記事にしている京都一周トレイルのルートにもなっていますね。うむむ、あちこちで小さなゴミが見えて来ました。あっ!その時、活動の主催者でもある スティーブンさんがガードレールを乗り越えて山の斜面に降りていったかと思ったら、何だろう、バイク?バイクの破片のような大きな塊を持って上がって来ました(それが上の写真です)。やっぱり出て来た、、大型ゴミ。そこからゴミを集めながら登る事20分。小倉山の六丁峠、と呼ばれるポイントで今回の大仕事、開始です。

市民レベルでここまでやれるのか!?小倉百人一集の会、という名のNPOの方達がロープを次々と斜面の木々に巻き付けて行きます。ロープが命綱!これがなければ保津川方面に落ちて行ってしまいます。そしてヘルメットをかぶって精力的にゴミを集めて行きます。時々、ゴロゴロとけっこう大きな石が斜面を落ちて行く。ちょっとかなり危ない活動です。斜面で集めたゴミを大きなバッグの中に入れ、ロープをくくって上に引っ張り上げます。これの繰り返し。本日の大物は、バイクに農業用の一輪車にフェンスにタイヤ、、その他。6年前にこのNPOを結成して活動をされてからはだいぶゴミも減って来たようですが、永遠になくならないのが問題です。何故なら未だに捨てにくる人達がいるからです。2年前に劇的にゴミが減ったらしいですが、それは何故かというと、長年京都市に依頼し続けた監視カメラが2年前にやっと設置されたから。、、ということは、ゴミを捨てる基準が、人が見てないから捨てる、見られるから捨てない、そこでしかないのですよね、恥ずかしいです。

私達日本人がもっと心に強く感じなければいけない事は、この活動の発起人で主催者が、日本の文学を愛しイギリスからやって来た1人の外国人だ、という事です。定家を愛し、短歌や俳句を愛し、嵯峨を愛し来日したスティーブンさんが、この惨状を目にして、なんだ日本ってこんなとこか!と早々と帰国せずにこうやって日本の為に京都の為に活動してくれてる事に敬意と感謝の気持ちを持たねばならないのではないでしょうか。(上のYou tube は、スティーブンさんがゴミ集めにまつわる話と最近出版された俳句の本とゴミにまつわる俳句レクチャーの様子です。)このての活動はやはり、地元の人達が一致団結してやるべきだと彼は言います。しかし参加しているのは、この会の前田会長曰く「よそ者若者バカ者」ですよ!と。前田会長も近江八幡の人です。そういや私もよそ者だなぁー。嵐山という地は観光地であるが故に、お商売をしている人達も地元の人が少ないようで、そこがイマイチ地元の自然保護に真剣になれない点だそうです。では地元の京都仏教会は?寺所有の敷地のもっと奥だからあまり関心がない模様。

私達一般人に何が出来るか?やはりそれは自らが参加する事に加え、周りにこの事を伝えて行く事でしょうね。毎回誰かを連れて行く、とか媒体で紹介するとか。私の立場では、自然保護ボランティアと観光を組み合わせた提案をしていこうと思っています。ボランティア、良心、現実ここだけではやはり人は動きにくい。無理がない組み合わせをする事で双方にメリットがあるようなアイディアを考えてみたいと思います。これを読んでくれた皆さんは、何が出来ると思いますか?まずは一度参加して欲しいです。

今後の小倉山ゴミ集め:10月24日(日)10:00  JR嵯峨嵐山駅集合 お弁当とお茶持参。

11月21日(日)10:00     JR嵯峨嵐山駅集合 この日はいろいろなイベントがあるそうです。

journal Kyoto 次号(10/1発行)誌面でも紹介します。GTKでは、アートのページで、スティーブンさんに英語俳句アーティストとして出て頂く予定です。

スティーブさんの俳句サークルは、こちら Hailstone Haiku Circle

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